2026年教育イベント Gautam Deshpande先生の教育レクチャー
2年目研修医の賀集です。2026年8月29日に行われたGautam Deshpande先生の教育レクチャーについて振り返りたいと思います。Gautam Deshpande先生は順天堂医院総合診療科 特任教授で、Tokyo Medical and Surgical Clinicなどでも働いていらっしゃいます。自分は3年連続3度目の参加となりました。
2部構成で、前半は当院にたすきがけで来ている2年次研修医の準備した症例を参加者皆で考えてグループごとに鑑別疾患を挙げつつ、Gautam先生と議論していく形式で進みました。途中でAIも使用して鑑別を挙げるところで、AI (Open Evidenceを使っていました) が最終診断であるRS3PE症候群を指摘してきたのが印象的でした。
後半はGautam先生による発熱患者に対する考え方のレクチャーを受けました。基本に立ち返った身体診察メインの内容で、それぞれの熱源ごとに問診・身体診察の型を作ってパパっと行っていくことの重要性を再認識しました。
(真面目な部分は終了し、飲み会でリフレッシュ!となることが多いところ…)
その後の懇親会では、Gautam先生の糸魚川、上越との結びつきや日頃働いているclinicについて中盤まで聞いていましたが、後半はAIの使用、AIと人間を分けるものは何か、AIに心はあるのかなどAIに関する議論、政治的な話など大変興味深い討論が展開されました。
その中でGautam先生が必読、と勧められていたのが、Bill GatesがGates Noteに8月26日に投稿した"The turbulent AI era is here. The choices we make now are critical."でした。懇親会が終わって帰宅した後、すぐに読みましたが、(長いですが非常に読みやすい) その中でBill Gatesが提案している3つの対策が
・Build a new system for managing the transition (移行を管理するシステム)
・Set aside some jobs for humans (一部の仕事をやるのは人間に限定)
・Rebalance how we tax labor and capital (労働や資本にかける税をバランスよく)
です。特に1つ目が最も重要と書かれており、自分も全く同意するのですが、彼の提案するような国際機関を作るのは無理だろうなと思い、悲観的になってしまいます。
医療に関しては便利なところの多いAIですが、我々の存在意義を含めた哲学的議論が求められていると思います。
今後もGatesNotesでAI関連の記事が更新されていくようなので要注目です。
Gautan先生、面白い症例検討とレクチャーに加えて、色々な話題、ありがとうございました!
出典: Bill Gates. The turbulent AI era is here. The choices we make now are critical. GatesNotes Aug 26, 2026
※当ブログ記事の執筆、修正にあたり、一切AIは使用していません。