不識庵のイベント2025① ゴータム・デシュパンデ先生の教育レクチャー

1年目研修医の賀集です。

8月30日に柏崎総合医療センターで開催された不識庵主催 ゴータム・デシュパンデ先生の教育レクチャーに参加してきました。実は昨年も糸魚川総合病院を見学するのに合わせ、参加したので2年連続2回目の参加となります。

前半は柏崎総合医療センター1年目研修医の症例発表で、主訴は食欲低下、倦怠感、診断は副腎不全の症例でした。症例について、また副腎不全の複雑な診断手順についてまとめて英語でプレゼンするのは骨が折れる作業だったかと思いますが、大変勉強になりました。ゴータム先生の論理的かつユーモアにあふれたレクチャーは昨年同様、学びが多かったです。

後半はゴータム先生が経験した症例をもとに神経診察の優先順位や臨床推論の考え方などを教えていただきました。感覚ではlight touch, pin prick, proprioception、反射ではbiceps, patella, Babinskiのそれぞれ3つがまずは重要とのことでした。救急外来でもこのセットを意識しつつ、診療したいと思います。

番外編として…前日夜に開かれた懇親会では、ゴータム先生の経歴、現在働いている病院の環境や日米の医学教育についてなど、様々な話題についてお聞きすることができ、興味深かったです。また久しぶりに英語を話せて、良いリフレッシュになりました。

3時間のレクチャーも2時間の懇親会もあっという間で、終わるのがとても名残惜しかったです。来年も院外での研修中かと思いますが、できれば3年連続3度目の参加をしたいと思います。

最後に、レクチャーを行っていただいたゴータム先生、企画、会場設営などして頂いた柏崎総合医療センターの相田病院長、長谷川副院長、事務局の皆様、研修医の先生方、不識庵の考案者である当院山岸病院長に感謝申し上げます。

One day, in retrospect, the years of struggle will strike you as the most beautiful. (Freud) 
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